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2008.05.16

ドゥッカ

今日、とても胸が痛みました。

“ドゥッカ”というのはネパール語で“苦しみ”とか“辛さ”を表現することば。

 

7歳の男の子が上腕骨骨折後、日本よりも長めのギプス固定期間を経て、理学療法士のROMex.を受けていました。

屈曲・伸展ともに拘縮のある子です。

 

そこに、

聴いたことのないほどの喚き声。。。

 

ここではたまにあるのです。

こういうこと。

 

小さなこのROMex.で

大きな泣き声。

 

大人のROMex.で

息を止めて踏ん張っている奥から出てくる、耐えている声。

 

今日はまた、本当にひどくって、聞くに堪えなかった。

 

ただ、ex.をしているセラピストは悪気があるわけじゃないのはわかっているだけに、

どう伝えたらいいのか。

リスクとか、意味とか、必要性とか。

 

やっぱり、その場で「ちょっと待って!」って言うことはさすがにできず、

どう伝えようかばかり考えた。

 

ゆっくり考えて、理解してもらえるように伝えようって。

 

そしたら次になんだか泣けてきました。

 

今、辛いのは受けている子で。

リスクを負っているのもこの子で。

 

いま、何もしてあげれない自分がもどかしかった。

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コメント

 すでに長い固定期間を経てきているということは、それだけ制限が大きくなっていることだろうし、元に戻るまでの時間も長くなっているしょ。日本じゃ深くはそこまで深くは考えないことが多いかもしれないけど、それだけ時間がかかるってことはお金もかかることだろうし、早く回復させなければと思うと、どっちが正しいのだろうか?ただ、あまりにも無理な伸張では組織の破壊も起こる可能性も高くなるだろうから、回復への影響を考えると少し?。
 他にもそのような例があるだろうから、そこでのデータみたいのはないの?それで、最終的には問題ないような結果が出ていたらいいづらいよね。でも、他のデータと比べて変わりない、悪いってことになったらはっきり修正していくべきだと思う。

 今、たっくんにこのことでちょっと話たんだ。やっぱり、強いPassiveではリスク、異所性骨化とかの可能性もあるだろうし、筋スパズムで余計に筋の伸張は妨げられるだろうし、passiveで可動域が改善されてもactiveとの差があったら(ラグみたいな)実用的ではないし。逆にactiveである程度動かせるんだったら、自動で動かしてったほうがその後の改善は早いんじゃないかと。
 たっくんとこだとpassiveってあまりやってないみたいだよ。少しはやるみたいだけど。
 ある程度の大人だったら、治療を受ける時間や頻度が少なくても、自主トレ教えてやってもらえばいいけど、子供はちょっと難しいよね。
 肘とかなら温めてってやってもいいけど、肩は難しいから、その子供にはできないか。
 関節包による拘縮ならある程度passiveで伸張しないといけないだろうから、固定期間長いのはやっぱり問題だね。
 結果的にはそのでの治療効果がどの程度かってことがしりたいとこだって話になったよ。
 たっくんとしては、スパズムや疼痛があったら取り除いて、active、少しpassiveに自主トレが結果的に一番goalに近いんじゃって言ってたよ。
 俺としても自動で動かせる人ってその後の回復も早いと思うし。
 どんなふうにこれまで習ってきたのかわからないけど、日本ではとか世界的にはっていうエビデンスがあれば伝えやすいと思う。リスクのことももっと勉強したほうがいいし。可動域ってpassiveだけのことで考えるもんじゃないし、そのへんのそっちのリハスタッフの意見も知りたいね。
 これからのそっちでのこともあるから、難しい問題だからどう伝えていけばいいか正直俺にはわからない。ごめんね。

投稿: taku | 2008.05.17 22:40

うーん、難しい問題だね。
とりあえずはオレもデュッカには反対だね。
なんかヒポクラテスの時代のニオイがするというか。
EBMを感じないし、リスクが高いというか。
靱帯とか腱のオペ後に癒着を剥がすのにDrがバキバキって感じでやるってのは聞いたことあるけどさ。今は知らんけど・・・。
(ひょとしてDrの指示・方針だったりして。)
でも拘縮に対して無理やり(筋・腱・靱帯・関節包・皮膚などなど)伸張加えてもね・・・。
そんなに引っ張っても急には伸びないしさ。微細損傷するだろうし、その後そこは瘢痕化する部分もできて、それは機能回復とは言いがたくなっちゃうし。
人間痛いと力入っちゃう。takuも書いてるけど、屈曲反射とかスパズムの増強につながりそうで、そうなるとROM拡大と逆の作用に働く部分が出来ちゃいそうだよね。
その治療受けたあと痛くて伸ばせなくなるんじゃない!?

ただ、相撲では昔から股割りってあって、無理やり伸ばすよね。
だから乱暴な方法でも効果がないわけじゃないんだろうとも思うけどさ。
経験的に効果があって続けられてきてるんだろうから。
3歩進んで2歩さがる的なイメージか?

でもやっぱり苦痛は出来るだけ排除すべきってことは強く言いたいね。

それに子供は代謝が高いし、時間かかっても生活の中で回復していくように思うし。大人は自主トレすればいいわけで。
リハビリなんてほんの短い時間だから生活指導して通院以外の時間を使ったほうが効果上がりそうに思うけど。それが難しいのか・・・。

いずれにしても、そんな暴力的な方法をとる必要も、ドラスティックな変化を求める必要もないと思うのですが。(もちろん一概には言えませんが。)

そっちの風習とかわかんないけど、一つの組織の体制を変えるには年単位の時間が掛かるって聞くから、時間と労力はかなり掛けなきゃなんないだろうね。

まずは相手が自分の話を聞いてくれる状況を作れれば話が通りやすくなるわけだから。
そのためには少しずつでも知識や技術の面で信頼を得られるように毎日心掛けていくことが大事かもね。

でもおれは「熱意があれば何でも出来る」と思うんだわ!
YURIはPASSIONあるから大丈夫だ。
がんばれ!!

投稿: P | 2008.05.18 03:46

いやーーー、なんか他人事じゃない話題だわ。
まったく、環境がちがうね。

 まず現在の日本の病院なら、固定期間がほとんどなくてしっかりopeして翌日からリハってケースのほうが多いもんね。でも、これはやっぱり日本の医学とか手術技術の問題だとも思うけど・・・・
 
 だから、Pのゆってたこととも絡むけど、うちの病院だったらほとんど子供のリハってことが少ないよ。
 絶対先天的な問題がない子供ならACTIVEで自然にって遊びながらってほうがいい気がする。
 だって子供には安静のほうがつらいんだからさー

 そして、やっぱりそっちでは医療者のほうが身分が高いんだね。こっちではサービス業ってよばれるくらい、気を使って毎日そっちのほうが大変ぐらいのほうがあるのにねーーー。

 
 難しい問題だけど、個人的に私は人が痛がってるとあんまりそれ以上やりたくない。
 やんなきゃいけないときって心が痛むよね↓
 スタッフへの恐怖心もあるのかなーー
 家族への指導とかも有効な気がするよね。
 リハビリの時間って限られてるしね。。

 あーあつくなってしまった。
 近々会えるの楽しみです。

投稿: uda | 2008.05.24 19:12

ほんと、そうですよ。ネパールの整形外科の固定期間も変えちゃいたい!!どうにか短くなんないかなー。
リハだけの問題じゃないともほんと思います。でも、リハも今の状況で何がいいのかとか考えていくことはできますよね。。。
リハとDr.のコミュニケーションとか全くないし。
聞きたいこといっぱいあります!
楽しみに待ってます☆

投稿: YURI | 2008.05.25 02:41

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